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スクラッチ認識力が問われる譜面
動画を撮れる環境が整ったので、ひさびさに動画を撮りました。
【GENRE】BROKEN SAMBA BREAK
【TITLE】 灼熱 Pt.2 Long Train Running
【ARTIST】DJ Mass MAD Ism*
【OPTION】HARD
【DIFFICULTY】DP HYPER
【LEVEL】11
【NOTES】1031
【BPM】165
【初出】beatmania IIDX 23 COPULA
僕の用語で言う「横に広い譜面」です。
要するに、左右のスクラッチが多く、
鍵盤とスクラッチの複合をしっかり見きれないとボロボロになる譜面です。
このことから、スクラッチが苦手な人はかなり難しく感じるし、
鍵盤がかなり少ないので、簡単に感じる人もいることかと思います。
まず、スクラッチが多いと、その分視野を広く見る必要があるため、
緑数値は高めにした方がいいです。
緑数値を高くすると、ノートの落下スピードは遅くなる一方、
ノート間の縦の間隔は狭くなります。
つまり、見かけ上は譜面密度が高くなるわけです。
皿曲の場合、緑数値を多くすることによって、
皿がひっついたように見えるおそれがありますが、
ほどほどに設定すれば、皿の枚数を数えやすくなるメリットも生まれます。
僕もつい最近まで、緑数値は低めにしていましたが、
大きくすることによって、かなり皿が見やすくなりました。
皿の枚数が数えられなかったり、
鍵盤との同時押し回しがずれるようであれば、
騙されたと思って緑数値を大きくしてみてください。
8分と16分の皿を見分ける
序盤に出てくる次のような配置です。
鍵盤がほとんどないので、ここで皿の取り方を練習します。
ここでボロボロ取りこぼすようだとこの後が厳しいです。
逆に言えば、基本的に中盤以降は
これに鍵盤の数が多くなっていくだけです。
皿は8分と16分が入り混じります。
8分と16分というのは、音楽でいう8分音符と16分音符のことです。
8分は1小節に8回入るタイミング、16分は16回のタイミング。
文字で書くとわかりづらいのですが、16分は8分の2倍の速さです。
この辺は大事なことなので、意味がわからない場合、
音楽に詳しい人に聞いてみてください。
上の譜面で18小節のような16分が3回→3回のように、
スクラッチが3回以下のところはきっちり数えて回します。
(黄色で囲った部分)
20小節のように16分が5回来るところ(青色で囲った部分)は、
5回という回数が数えにくいため、
16分のタイミングで振ってくる間は、ずっと皿を前後させ、
それが途切れたら、スクラッチを止めるといいです。
この20小節では、最後に8分が混じりますが、
16分でそのまま回しても、タイミングが早すぎなければ
GOODで収まります。
こういうこともありますし、スクラッチは全体的にあわてて
タイミングが早くなりがちなので、気持ちゆっくり目に回した方がいいです。
スクラッチの連続するところで、遅れてGOODが増えてくるようであれば、
途中から回すスピードを速めるといいです。
鍵盤が振ってくるところは、皿とタイミングを合わせることも気をつけます。
これも後半に活きてきますので、適当にさばくのではなく、
両者ともGREATが出るように注意します。
皿と鍵盤、どちらかが見にくいようでしたら緑数値が低すぎです。
思い切って緑数値を上げて挑戦してみましょう。
スクラッチとトリルの複合
次に出てくるのが、黒鍵盤のトリル地帯(黄色で囲った部分)。
反対側に皿も含まれますが、ほぼ4分のタイミング。
ここはトリルに集中します。
タイミングは早いですが、あんみつに頼らず、
きちんと交互に指を動かします。
指を寝せると、交互に動きにくくなるため、
指はやや立てた感じにします。
BSSからの連皿
BSS(バックスピンスクラッチ)が入ってくる部分。
BSSはゆっくり回すと、ちょうど1回転するため、
次のスクラッチにそのままつなぎやすくなります。
動画を参考にしてみてください。
鍵盤はスカスカなので、やはり皿に集中します。
後半のスクラッチ地帯
後半は片方にひたすら皿が振ってきます。
ここは基本8分のタイミングに、ところどころ16分が入ってきます。
16分が来た時だけ前後に素早く回します。
ここもあわてて回さないのがポイントです。
鍵盤もちょこちょこありますが、数が少ないため、
やはり皿の方に注目します。
左右の交互スクラッチ
ラストの部分、左右に皿が登場します。
タイミングが左右でずれるところもありますが、数は少ないです。
崩されることがないよう、皿の多い方に注目します。
まとめ
注意すべきポイントは以下のとおりです。
・ 8分と16分のスクラッチが見分けられるように緑数値を高めにする。
・ 鍵盤が少ないため、皿に注目しつつ、鍵盤とのタイミングは合わせる。
・ スクラッチは速く回しすぎるとタイミングがずれていくので、
あわてずゆっくり目に回す。
この曲はスクラッチの連続(連皿)の練習になるため、
緑数値をいろいろ変えながら何度も練習してみてください。