DPはSPの2倍難しい！？

 

他ページでも紹介したように、ちまたではDPは難しいと認識されているようです。

しかし、それは少なからず誤解があるようにも感じています。

 

 DPはSPの2倍のノートが降ってくる！？

 

ボタンの数がSPの2倍あるDPですが、ノート数、つまり音符の数はどうでしょう？

 

例えば、現在SPでもっとも難しい曲のノート数は2200ほど（特殊曲除く）です。

 

これがたった2分の間に降ってくるんです！

 

1秒あたりに約20個降ってくるので恐ろしいとしかいいようがありません・・・

 

では、DPの難しい曲のノート数はいくつでしょう？

 

倍の4000！？さすがにそこまでは・・・間をとって3000？

 

答えは・・・

 

SPとほぼ同じで2300ほどです。

 

あらそうなの？って感じですよね^ ^;

 

単純なノート数だけの比較では、両者は変わらないということです。

 

 ではSPとDPどっちが難しいの？

 

では実際に比較してみましょう。同じ曲でノーツ数もほぼ同じ曲です。

 SP

 

 DP

 

いや、どっちがというか・・・

どっちも難しすぎでしょ、これ^ ^;

 

あえて極端に難しい曲で比較してみましたんですが、

SPとDPでは、難しさの方向性が違うんですね。

 

SPではボタンの数が少ない分、必然的に同じボタンを押す回数が多くなります。

 

そのため、ボタンを押すタイミングをシビアに見極めないと、

後のリズムまで崩れてグダグダになります。

 

縦の動きを見切れなければなりません。

 

それに対し、DPだとボタンの数が多い分降ってくるノートのパターンが多く、

ボタンに対する指の数も少ないので、

複雑なパターンを素早く認識して対応できるか、という点で難しいのです。

 

SPとは異なり、横に広く視野を持たなければなりません。

 

 低難易度ではどうか？

 

上では超高難易度の動画で比較しました。では、低難易度だとどうでしょう？

 

ポツポツとひとつずつノートが降ってきたとき、

SPでは両手のいずれかの指で押せばいいのに対し、

 

指の数よりボタンの数が多いDPの方が、反応するのに時間がかかります。

 

その点では『DPの方が難しい』というわけです。

 

 SPよりDPが簡単となりえる要素

 

じゃあ結局、DPって難しいんでしょとなりそうなんですが、

DPの方が簡単だ、と思えるような要素も実はあったりします。

 

 ① 左右対称の運指

 

DPでは左右のボタン、スクラッチの配置が対称となっているため、

 

指の配置、動かし方（運指）も左右対称でいいわけです。

 

これがどれほど楽かというと、

例えば、左のボタンが7個ではなく、5個と少なくなったらどうでしょう。

 

ボタンが少なくなった分、一見簡単になりそうですが、

 

左右対称でないため、指の配置、運指が左右で異なり、頭が混乱すると思います。
7ken5ken

 

SPだって左右対称じゃないの！？と思いますよね。

 

ボタンはそうなんですが、どちらかのサイドに皿が付きます。

 

そのため、皿を回す手・指の動きには大きな制限が課せられます。

特に高難易度になるとそうですが、上の動画でも、

 

左手は皿は小指、ボタンは親・人差・中指で押しています。

 

ちなみに、僕はこの運指で小指の根元をよく痛めてました(´；ω；｀)

 

指によってある程度役回りが固定され、均等に使えないというのは、

思ったよりもかなり苦しいことだと思います。

 

 ② 縦方向への密度の薄さ

 

先の動画であげたように、SP、DPのノート数が同じ譜面であれば、

ボタン１個あたりに割り当てられるノートはSPの方が多いです。

 

つまり、同じボタンを押す回数はSPの方が多くなるので、

 

タイミングよく押す認識力、リズム感が必要になります。

 

難易度が低いうちはそのようなことは気にならないほどですが、

難しくなるにつれて、じわじわと譜面密度が高くなっていきます。

 

ボタン数が多い分、反応に時間がかかるDPですが、

同じボタンにノートが大量に降ってくることはまれです。

 

③ 皿と鍵盤の独立性

 

DPの場合、片方の手で皿と鍵盤をさばく必要があるため、

同じサイドに鍵盤と皿が同時に来るという譜面は少なめです。

（もちろん、例外もありますが^ ^;）

 

SPでは①にあげたように譜面密度が高いために、

鍵盤と皿が同じタイミングで大量に降ってきます。

 

上の動画でも、左手は小指で皿をまわしながら、

親指、人差し指で鍵盤を押すなんてことを普通にこなしてます。

（実際、かなり難しいです。）

 

なぜDPは難しいと言われるのか？

 

いろいろと述べてきましたが、

なぜ『DPは難しい』と言われるのでしょうか。

 

DPをはじめる人のうち、大多数はSPをある程度経験しているので、

ノートを認識する速さ、運指の違いから、

はじめは圧倒的に難しく感じるのは仕方のないことです。

 

しかし、ちょっと続けてみると、

相対的な難しさであって、絶対的ではないことがわかると思います。

 

SPがかなり上手くなったんで、今さらDPなんて・・・

と思っている人ほど、DPにも手を出してほしいなと思います^ ^

 

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