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SP(シングル)でのランダムをかける意味合い
SPをやっていると、中級者でもランダムをかけている人を多く見かけます。
なぜランダムをかけるのかというと、
1. 見慣れない譜面配置が登場する。また毎回譜面が変わるので、認識力、運指力を鍛えられる。
2. 正規譜面よりクリアが簡単になることも、少なからずある。
大きくは以上のような2点に集約されます。
初心者からすると、ランダムなんて信じられないと思われるかもしれませんが、SPの場合、鍵盤が7個しかないため、ランダムオプションでこれを入れ替えても、極端に譜面が難しくなるということは決して多くはありません。
裏を返せば、ランダムをかけても事故死することが少なく、なおかつ練習にもなる、ということが言えます。
DPでランダムをかけるとどんな譜面になるのか?
DPの場合、7個の鍵盤を片手のみでさばく必要があるため、ランダムをかけることで、配置によっては異常に難しくなることがあります。
また、片手側に振ってくるノート数は、SPの半分くらいの数となるため、片方だけ見ると、割りとスカスカなんですね。
このスカスカの譜面にランダムをかけると、ある特定のレーンにオブジェが偏ったりすることもあります。
例えば、右1、2、3や右5、6、7だけにオブジェが偏ってしまうと、全体的に叩きにくくなります。
そういう意味では低難易度曲でも、ランダムでハズレ譜面を引く可能性は少なからずあります。
これがSPのように両手で叩くなら、なんてことはないのですが、DPだと片手でさばくので、変な配置だと終始ストレスを感じてしまうのです。
DPにランダムをかける適正レベル
この理由から☆8以下の曲にDPでランダムをかけると、妙な配置になることも多いです。
逆に言うと、☆9以上にランダムをかけて、ある程度さばけるレベルでなければ、無理にランダムを使用する必要はありません。
☆10や11に良い譜面がたくさんあるので、まずはそれを正規でどんどんやっていけばいいです。
SPのように初見からランダムをかける必要はありません。
およその目安ですが☆9の両乱(左右両方にランダム)だとDP九段挑戦レベル、☆10の両乱だとDP十段挑戦レベルくらいと思ってもいいです。
もちろん、認識力や運指に問題がなければ、もう少し早いうちから両乱練習をしてもいいかと思います。
手前味噌ですが☆10の Colors(radio edit)に両乱をかけて、HARDクリアに挑戦してみました。
HARDをかけると恐ろしく難しくなるのですが、配置にも恵まれ、なぜか一発で抜けれました^^
練習では30回以上落ちたと思います^^;
DP両乱で練習できること
ランダムをかけて練習になる箇所というのは、ランダムをかけて難しくなる箇所とほぼ同義です。
難しくなるのは片手乱打と同時押しの2つです。
前者はその名のとおりで、例えば正規譜面で、
左 1 → 2 → 4 → 6 → 7 を順に押すのが、ランダムによって
左 2→ 7 → 6 → 1 → 4 となったとすると、かなり押しにくいと思います。
こんな感じで指の動きが複雑になるため、単なる認識力の強化だけでなく、指の独立性を鍛えることもできます。
押しにくい同時押し左2+3、右5+6
後者の同時押しについては、正規譜面だと1+3、4+6など、同じ色の隣接同時押しが多いです。
しかし、ランダムだと1+6や2+6など、2つ同時押しでもかなりパターンが出てきます。
特に押しにくいのは3+4など、隣接する白黒の同時押しです。
中でも左2+3、右5+6はとっさに出てくると、まず押せないはずです。
個人的には左2+3はそれぞれ中指、薬指が押しやすいです。
この場合、指はあまり曲がる方向ではないので、やや手首を左に傾けると押しやすいです。
中指を左2に伸ばすというより、手を押しやすい形にしておくという感じです。
これは正規譜面ではほとんどお目にかからない同時押しなので、突然出てきても対応が難しいです。
これを押せるようにするため、ちょっと理論的な解説をしますね。
ランダムの場合、あるレーンに配置されたオブジェはずっとそのレーンに配置されます。
例えばドッ ドッ ドッ ドッというバスドラム音が曲の最初から最後まで左1に配置された譜面があり、
ランダムによってこれが左4に置換された場合、この曲のバスドラム音はずっと左4のレーンに固定されます。
このことから、ランダムをかけたある曲で先程の押しにくい同時押し左2+3が現れた場合、それ以降も左2+3が登場する可能性は高いです。
一度でも左2+3、右5+6が登場した場合は、再登場する可能性があると思って、心の準備をしておくといいです。
再登場したら、すかさず薬指+中指を作る。
これを繰り返すことで、対応力が鍛えられます。
左2を中指でとれるようになると、左3→2→1を薬指 → 中指 → 小指と流れるように取れるようになります。
また、ランダムをかけた場合、このような見慣れない同時押しが頻発するので、緑数値は若干高めに設定しておくことをおすすめします。