DB(ダブルバトル)って何?
弐寺にはダブルバトル(DB)という変なオプションがあります。
DPの一種ですが、左右のレーンにSPの譜面がそれぞれ振ってくるオプションです。
「それぞれ」っていうのがポイントで、
例えば冥SPAのダブルバトルは、左右それぞれにSPAの2000ノーツが振るので、
合計ノーツ降ってきます。
鬼畜です。(譜面が)
これにより、超絶難度の譜面を作り出せるので、
DP上級者になると、これを練習に使う人もいます。
スタンダードだと1曲目は☆5(SPでの難易度です)以下までなら、
クリアできなくても次ステージに進めるので、
未経験であれば、ぜひやってみてください。
STEP UPモードなら3曲DBもありです。
ただし、クリアできなければ、選曲できるレベルが下がりますので、
気をつけましょう。
DBのやり方はDP時に10キー(暗証番号を入れるボタン)の「1」を押すだけです。
もう一度「1」を押すと普通のDPに戻ります。
ただし、あまりに難易度がインフレ化するせいか、
クリアランプやスコアの記録はされません。
DBならではの難しさ
SPの譜面が両サイドに降ってくると聞いただけで嫌になりますが、
DB独特の難しさもあります。
ひとつは同時押しが倍になるということです。
左に3つ同時押しが来れば、同じタイミングで右も3つ同時押しが来ます。
実際、目の当たりにすると強烈です。
同時押しは左右2つの計4つ、左右3つの計6つ、
左右4つの計8つというように、必ず両方に同じ数が降ってきます。
これにランダムをかけようものなら、すさまじい破壊力になりますが、
DP十段以上になると、このランダム譜面を練習に使う猛者もいます。
これをDBR(ダブルバトルランダム)といいます。
もうひとつは皿+鍵盤が多いということです。
通常のDPではこの配置は控えめなのですが、
SPを基本とするDBでは頻発します。
そのため、ネタプレイでなければ、オートスクラッチを推奨します。
鍵盤のみの練習と割り切るわけです。
DBR練習として有名(?)なのがこれです。
Heavenly Sun(IIDX VERSION)(H)DBR
中盤以降ずっと16分乱打が降ってくるので、認識力と運指を養えます。
運指の練習にDBM(ダブルバトルミラー)
DBでは左右同じ譜面が降ってくるので、
片方にミラーをかけると左右対称のいわゆるシンメトリー譜面になります。
これをDBMと呼びます。
DBMでは指の動きが左右同じになるので、
利き手のペースに引っぱらせることで非利き手を鍛えるということができます。
スタンダード1曲目の☆5以下保証などを使えば、
初心者から中級者まで幅広く使えます。
(ただし、オートスクラッチはあった方が良い)
個人的にはDBってどうよ?
ここからが本番というか私見です。
先日ゲーセンで、このDBMをやっているDP六段の人を見かけました。
はじめの3曲をDBMだけやって、EXTRA STAGEにDP☆10とか挑戦するんですね。
DBMにはオートスクラッチつきです。
DBMは綺麗に叩けているんです。
しかし、DPは結構厳しい感じ。
前段で述べたように、運指の練習にはいいのですが、
やはり、DBMは左右対称というのが、DP本来の練習にはなりませんね。
DPには左は皿、右は同時押しみたいなのがあり、
左右別の譜面を認識し、手を動かさなければならないからです。
中級者がDBをやってはいけないということはありませんが、
あまり得策だとは思えません。
DBがあまりよくないというよりも、
DPだけでも十分練習にります。
たぶん、上級者の人が彼にそういう入れ知恵をしたのかなと推測しました。
(↑は想像ですが)上級者と一緒にしたらいかんでしょと思います。
個人的には九段くらいまではDBなんてまったく必要ないと考えます。
どうしても、難しい譜面をしたいなら、DP両乱(左右にランダム)で十分ですし、
両乱ですら、九段までは特にいらないと思います。
昔はDPも譜面が少なかった(今でもアナザーのない曲があったり)ため、
練習になる曲が少なく、オプションで練習を補うというやり方も良かったのですが、
今は曲数が多く、正規譜面を全部あたっていくだけでも、相当な練習になります。
DP十段復帰のため練習している僕も、
Heavenly Sun(IIDX VERSION)(H)DBR をやってみました。
いい練習になると思いましたが、
別にこれに頼る必要もないかなという感じでした。
ハイパーはちょっと物足りない感じで、アナザーは難しすぎます。
両乱が物足りなくなるまでは、僕はDBはいらないです。