一見、難しくするオプションとして見られるRANDOM(ランダム、乱)。
SPではむしろ正規譜面より簡単にする目的で使われることが多いです。
特に☆10以上くらいの高密度な譜面で有効です。
それはなぜなのか、ひも解いてみましょう。
以下、1P側の場合です。
例1 2+S
この場合、左手親指で2、その他の指でスクラッチを取る、
もしくは右手に無理して2をとってもらう必要があります。
いずれにせよ、取りにくい配置です。
しかし、これにランダムがかかる場合、2が4~7に配置されれば、
左手でスクラッチ、右手で鍵盤と両手にばらけますので、さばきやすくなります。
例2 1+4+7など両手にまたがる同時押し
この場合、4は左右どちらの手でも取れますが、
いずれにしても左右両方の手で同時押しをさばきます。
しかし、ランダムによって1+2+3や4+6+7など、
片方の手に同時押しが集中する可能性があります。
このような配置だと片手が完全に空くので、
次のノートに対して対応しやすくなります。
また、片手に集中する配置でなかったとしても、
元の1+4+7とさほど代わりはないので、これ以上悪くなることはないと言えます。
逆に、同時押しが少ない簡単な譜面だと、
このようなランダムの恩恵が得られることが少ないです。
難易度は同等か難しくなることが多いです。
では、DPの場合はどうでしょうか?