楽器を経験したことがあれば、ボタンを押すと音が鳴るという楽しみは
なんとなくわかっていただけると思います。
しかしながら、楽器じゃないでしょ、と言われればそのとおりです。
でも、音ゲーには楽器では味わえない楽しみ方があるんです。
ハラハラドキドキ クリアへの挑戦
音ゲーにはクリアという概念があります。
beatmaniaではリズムに正確に合わせてボタンを押すと、ゲージがたまります。
曲が終了した時点でゲージが80%を超えていた場合、クリアになります。
たとえ途中がヘタクソであっても、最後の最後で粘ってクリアできると
その喜びはひとしおです。
だから、全体的に上手くできなくてもゲームとして楽しめるんですね。
例えば、ピアノを弾いたことがあればわかると思うんですが、
ピアノはほとんど間違わずに弾けないと、まず曲として成立しません。
そして、そのような状態になるまで1曲ごとに相当の練習が必要です。
音ゲーの場合、なんとな~くできればいちおうはクリアできるので、
この曲がクリアできたので、あの曲もやってみようと、
モチベーションがどんどん上がります。
また、このクリアは上位のレベルがあって、ミスがあまりできないハードクリア、
さらにミスが許されないEXハードクリアというものまであります。
最終的には、すべての音符を見逃さずに叩けるとFULL COMBOクリアとなります。
これらのクリア状態は更新する度に曲ごとに保存されます。
クリア状態はミスの少なさによるので、上達の具合を一目で確認できるわけです。
楽器をやっていると、どのくらい上達したのか客観的にはわかりづらいです。
長い目で見るとわかりますが、日々の進歩みたいなものがわかりません。
音ゲーではクリアが日々の進歩を目にで見て確認できるいいものさしになります。
パーフェクトへの挑戦 スコアアタック
クリアと別にスコアという概念もあります。
スコアは1音ごとのボタンを押すタイミングが曲に合っているかどうかで、
2点、1点、0点のいずれかに採点されます。
すべての音で2点をとるとスコアMAXになります。
クリアは前項で述べたように、曲の最後でゲージが高ければクリアできます。
ということは、曲の前半はタイミングがボロボロでも、
後半だけうまくできればクリアすることは可能です。
スコアはクリアに関係なく1音1音ジャストタイミングで叩けたかどうかで
決まるので、クリアよりも精密な真の実力が測れます。
もちろん、スコアも曲ごとに更新されるたびに保存されるので、
スコアの上昇によって、上達の具合を目で確認することができます。
これらクリアとスコアを日々の練習によって少しずつ更新していくのが
beatmaniaの一番の醍醐味です。
また、自分以外のプレーヤー5人をライバル登録できるので、
5人とのクリア、スコアを比較するのもおもしろいです。
楽器ではありませんが、ゲームならではの遊び方があります。
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